自然派から脱したけど、オーガニックは好き

そんなわけで(何がそんなわけでなのかわからない人は、前回までの投稿を読んでくださいね。私が自然派ママに出会い、自然派流にのり、幻滅し、離れるまでの話が出ています)、無事に(?)自然派ママから脱した私。今になって思っても、「あのとき、一緒になって腐った研ぎ汁を飲まなくてよかった」です。

私が中学生だった頃、「科学の勉強なんてやくに立たないし、なんなら学校の勉強なんて生きていくのに必要ない。勉強ばっかりできる奴は、将来困るんだぞー」と言っていた同級生の親御さんがいましたが、中学生の頃に、しっかり基礎を学んでおいて、大人になっても覚えていて本当によかった…!!

あのとき、成績がよかった私を小馬鹿にした親子!!生きてますか!今でも非科学的ですか!腐った米の研ぎ汁飲んで、土のついたままの大根をかじってたりするんですか!!

私は!!そうなりませんでした!!勉強のおかげです!!!

かなり脱線しました(汗)

自然派ママとコンタクトを取り始めたときに、「ワクチンなんて打つもんじゃないでしょ」と言った、親戚とも、今は縁を切っています。思えば、私が育った地域全体が学のない地域だったのかもしれません。

女で大学に入るなんて…と陰口を叩かれるような地域でしたし…。

自然派ママに関わるのは、もうこりごりですが、オーガニックはまだ好き。といっても、食べて免疫力を強化しようとかそういう系ではなくって。食材を美味しく食べるためのハーブや気持ちよく過ごすためのアロマといった類のもの。

ローズマリーやバジル、レモンバームなんかは百円ショップでもタネや苗が売っていることもあるし、庭がなくてもちょっとしたスペースで育てられるから便利ですよね。はなが咲けば嬉しいし。料理のときに「ちょっとだけもらうね」なんて言いながら葉っぱをむしってアクセントにすると、見た目に美味しそうだし、美味しい。

買うとちょっと高いのが、自宅で栽培してる水道代くらいで済むっていうのも、ちょっとケチくさいけど嬉しいし。

そんなわけで、フルでオーガニックというわけではないし、医者にも頼れば薬も飲むし、ワクチンはフルコンプで売ってる不良(?)自然派だけれど、ポツポツとオーガニック暮らしを楽しんでいこうと思っています。

自然派ママはその後どうなったか観察

腐った米の研ぎ汁の一件以来、ブログはお引越し。ブログをやる快感はやめられなかったので、別サービスを探してこっそり再開したんです。当時、ブログ村にも登録していたので、別アカウントを作って再登録。ハンドルネーム(当時はハンネ)も変更。育児ブログカテゴリーにはいましたが、私だとはわからないように、昔の投稿も全て削除して、新しいブログを立ち上げました。

でも。

怖いもの見たさというのがあって、彼女達のブログは定期チェックしちゃっていたんですよね。ブログで相互リンクもしていたんですが、ブラウザのお気に入りに登録してあったので、ついつい読みに行ってしまう。

「もしかしたら、腐った米の研ぎ汁も一時の気の迷いで、昔のような発狂前の彼女達に戻っているかもしれない」そんな気持ちもちょっとありました。昔のように戻ってさえくれていれば、育児や家事、姑・舅の愚痴をいう相手として、あんなにいい人たちはいなかったんですから。完全に自分の都合だけれど、戻っていて欲しかった。

戻ってなかったですね。

ぜんっぜん戻ってないどころか。むしろパワーアップしてましたね。

だって、旦那さんに仕事辞めさせてましたもん。持ち家なのに。

持ち家なのにですよ!家のローンもあるのに、狭い家に引っ越して、旦那は仕事を辞めて、新しい仕事を探すんですよ!?信じられない!!

素直に従う旦那さんもすごいなー菩薩だなー神がかってるなーと思ったし、なんならローンを払いつつ、他の家賃を払うお金はあるのに、嫁と離婚して慰謝料と養育費を払う金はないんだなーくらいは思いました。

最後に読んだ彼女のブログでは、新しい就職先が決まって、家から遠い(引っ越すんだから、職場の近くに引っ越せばいいのに)勤務先に通勤してるところでした。朝が早くなったから、お弁当を作る時間も早くってしんどいって愚痴ってましたね。いやいや、そこはあなたが望んだことでしょうって思いましたよ。本当に。

腐った米の研ぎ汁を飲む姿に熱が冷めた

「どうしてこの人たちは、いつものように科学的に論じないんだろう」「すぐに調べれられるし、Twitterで東大の教授が原発についての情報をあげているのに」東大の先生の情報が嘘かどうかも、関連論文を読めばわかるのに」

むくむくと育っていく、自然派ママへの疑問。それが「もしかして、本当はワクチンなんか打っちゃダメって言うのも特に根拠もなく。論文にも書いてあるって言うのも嘘なんじゃ?」という考えになるのに、数日もかかりませんでした。

「彼女達に深く関わるのは、まずいんじゃ?」「ブログも消して新しくした方がいいんじゃ?」「これまでアップした投稿で、身バレがしそうなものってあったっけ?」彼女達への不信感が募りに募ってしまった、私は、ほぼ毎日更新していたブログの更新もせず、自分の身のことを心配していました。

彼女達が信じられないとなると、子供と自分のことが第一です。今まで、リアルであったママさん達とは、全然交流がなかったので「リアルな社会では孤立してる」という恐怖感があったのも事実。

ブログの更新をしていないことを彼女達に心配されて、妙な噂が立つのも怖かった。だから、彼女達のブログは定期チェックしていました。コメントも差し障りのない範囲で入力。

そこで、私は見てしまったんです。彼女達の狂った行いを。

米のとぎ汁をペットボトルに溜め、腐らせ。自分や家族、子供にまで飲ませている姿を。

「病気になっちゃう!」投稿を見つめて叫びました。

「放射能が体に入るのを防ぐ」と彼女達の投稿には書いてありましたが、米の研ぎ汁(の腐ってカビが生えたやつ)にそんな効果があるはずがありません!そんな効果があったら、国際機関がチェルノブイリの森に撒いてるでしょ。

一気に冷めました。その日のうちに自分のブログは削除。彼女達には、「ブログをやめることにした」旨だけコメントをして、去りました。

当時、科学雑誌のニュートンが放射能や原発についての詳しい特集も組んでたと思うのですが、あの人たちはそんなものさえも読まないらしかったです。

自然派ママとの離別。きっかけは3.11

自然派ママとの離別は、3.11の東日本大震災でした。と言っても、お互いに被災地とは遠く離れた場所に住んでいたので、被災したわけでも身内が死んだわけでもありません。

はっきりと原因をいうと原発事故の放射能が原因です。

仲良くしていた自然派ママの一人が、発狂するように放射能が!放射能が!絶対に子供を外に出しちゃダメ!福島から離れていても偏西風に乗ってくるのよ!あんな危険な物質はないわ!絶対よ!と叫べば(ネット上ですけど、発狂してるのがわかる文章だった)

もう一人は、どうしよう!夫の勤務地が福島県に近いの!(近いといっても、関西方面だったはずなんですけど)やめさせなきゃ!引っ越ししなきゃ!もっと南へ!でもでもすぐに就職が決まるとはわからないし。どうしたらいいんだろう?私や家族、子供はどうなっちゃうの?老いた両親も老いていくことはできない!と泣き叫ぶ(半狂乱になってるのが文章でわかるってすごいですよね)

で、私は。

実は、大学で理系だったんですよね。なので、放射能についてもそこそこに知識があったし、なんなら英語論文も読めた。(元専門分野の論文なら読めるけど喋れない系の英語のスキルはあった)ついでに言うと、大学時代の恩師にも連絡が取れた。

なので、彼女達がいかに見当違いな発狂をしているかわかったんですよね。そこで、思ったんです「普段。反ワクチンで英語論文を読んでる人が、なぜこんなに発狂するんだろう?」「いつものように科学的な論文を読んで、判断すればいいだけなのでは…?」と。

リアルなママ達との付き合い方、ぼっちでも寂しくはない

自然派ママとの蜜月は、2年近く続きました。リアルなママ達とは、週に何度か児童館やサークルで会うだけ。家に遊びに行ったりもしなかったです。公園で似たような年の子供はいるし、あんなに低脳で無知な人たちと一緒にいたら子供にバカが移るくらいのことは思っていました。

子供同士の付き合いは、幼稚園や保育園に入ってから子供が作ればいいことだし、今から母親がアホとの付き合いを我慢してまで作ってやる必要なんてないって考えてましたね。

当時流行していた「子育てハッピーアドバイス」という本にも、お母さんが悩むべき悩みと子供が悩むべき悩みを区別して、楽に育児をしましょうと書いてあったんですよ。その代表例が、子供がいじめられたらどうしよう、子供が友達を作れなかったらどうしようという悩みでした。

そういう悩みは、子供自身が悩むべきことであって、親があれこれ手を出すべきものではないと書かれていました。親がすべきことは、子供が悩んだ時に打ち明けやすい環境を作ることと打ち明けられた時に、対処してあげること受け止めてあげることだとも。

リアルなママ達のことを「選挙にも行かない」「候補者も選べない、雌豚」と心の底から軽蔑していたので、それでいいと思ってました。子供同士のことは、子供同士で学ぶべきとも。

でも、ママさん同士で約束をして子供たちも一緒に遊んでいる姿を見かけたりすると「本当にこれでいいんだろうか」という気持ちもちょっと。まともに育ってくれたので、間違いではなかったとは思っていますが、もっと他にいい方法があったようにも思っています。

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自然派ママ達とリアルママ

ネットで自然派ママとしゃべるのはとても楽しかったです。リアルで会うママさん達は知らないようなことも知っているし、海外の論文も読んでいると聞いて「こんなに学のある人たちと今でも付き合っている」という自尊心が満たされたのもありますね。

だって、周りにいるママさん達はバカばっかり。本も新聞も読まないのは当たり前。夫の稼ぎが良ければそれでよく、中には、家計簿を付けれる計算力もないから、夫に全て管理してもらっているという人まで!!

信じられます?元看護婦だという一人は、「医者と結婚したいから、看護師になったのよ!きっちり捕まえたから速攻やめた。すぐに子供ができてくれたし、もう二度と職場復帰する気もないわぁ」っていうんですよ。それを聞いて「羨ましい〜!!」って叫ぶような集団。頭が悪すぎて吐き気がしそうでした。

でも、自然派ママは違う。新聞も本も読むし、当時の政権の話やニュースの話もしっかり議論ができる。「私はあんなおバカな連中と一緒にいるべきじゃない」という思いを新たにしたし、彼女達にも「ママになると周りのレベルが低くなってしまうから、専業主婦なんかやってる人たちには近づいちゃダメ」って言われていました。

本当にその通りだと思っていたし、それでいいんだと信じてたんですね。

当時は、それが一番居心地がよかったんです。リアルのママを心の底から軽蔑して、ネットで散々悪口を叩くことが。

自然派ママと付き合ってよかったこと

育児に関する相談先がほとんどなかった私にとって、自然派ママとの付き合いは心の癒し・オアシスでした。

逆にいうと、初めての育児で追い詰められている状態をしっかりフォローしてくれる人や環境があれば、彼女達と付き合うこともなかったのかなと思っています。

今にして思えば、「なんで彼女達の怪しい、科学的根拠に乏しい主張に流されそうになったんだろう」「よく考えれば、常識的におかしいことくらいわかるはずなのに」「どうしてあの当時、私の周りは私を止めなかったんだろう。」という疑問でいっぱいです。

でも、悪いことばかりではなかったです。

それはハーブやアロマテラピー、漢方薬の知識が手に入ったから。あと、ツボ押しもそうですね。

ハーブやアロマ、漢方薬があるから、病院には行かないし抗生物質も使わないという考えには一切賛同できないですが、(当時も今も)

あればあったで、非常に役に立ちます。

例えば、スーパーに打ってるハーブティーや薬局に打っているハーブの入浴剤。これらの買うときに効能を考えながら買うことができました。し、症状に合わせてハーブを購入し直すこともできたんです。

ツボ押しは、今では私の特技になっていて、家族に好評です。

人生は豊かになったかなぁと思ってます。

自然派ママとの付き合いで周りに言われたこと

自然派ママと付き合うことで、周りにあれこれ嫌味を言われたことはありませんでした。

今にして思えば、異常な状態だったと思います。だって、「自然派ママを自称するリエさん(仮)が、ワクチンは打っちゃダメ。って言ってるわ。でも、打ちに行くべきだよね」と、家族や親族に伝えたときに、こんな反応だったんです。

「そりゃ打ちに行かないのが普通。タダで打ってもらえるから、打つけれどお金をかけてまで打つもんじゃないでしょ。」

「隣近所で、麻疹や水疱瘡が出たら、うつしてもらいに行くのが当たり前。予防接種に頼る子供は軟弱だもの」

「そんな常識も知らないなんて、あんた恥ずかしい人だね」

当時は、「そういうものか」「恥ずかしいなんて言っても、初めての子供なんだし仕方ないじゃない」と遣る瀬無い気持ちやら、怒りやらでぐちゃぐちゃな気持ちでした。周りに予防接種が必要な病気にかかる子もいなかったので「うちの子供は、弱い子供になってしまうんだろうか」という心配までしたんです。

実際は、そんなことないのに。予防接種を受けることこそが、子供を守ることに繋がるのに、なんて愚かだったんだろうと思っています。

自然派ママとの付き合い

ネット上での付き合いだけとはいえ、自然派ママとは交流がありました。

私がブログをあげると彼女達からコメントが来るので、私も覗きに行き、コメントを残す。

今日は子供がこんな様子だった。昨日はこうだった。夫の様子はこうで、義理の母が鬱陶しいなどなど。彼女は育児をしていないはずなのに、「どうしてこんなに私のことがわかるんだろう」というくらいに親身で。

とても癒されたのを覚えています。

こんにゃく湿布やはちみつ大根、デトックスのやり方などいろんな情報を彼女達から教わりました。実際、それで風邪の症状が緩和したりしたので、軽い風邪くらいなら病院に行かなくても治せるようになったんです。

でも。

ワクチンは打っちゃダメ!には、賛同できなかったですね。打ってないことにして、こっそりうちに行きました。ネットでしか付き合っていないから、隠す必要もないのに。

おかしいですよね。

オーガニックに目覚めた理由

最初は半信半疑だったんです。でも、オーガニックにハマって10年以上の年月が経ちました。

きっかけは、子供を産んだこと。検診に行くたびに「それってそんなに重要なこと?」と思うような言葉がけをしてくる医師。どんなに辛くても。「みんなが通った道だから」と寄り添ってくれない助産師、カウンセラー、市の職員。

当然のように育児を手伝わない夫。

辛かった当時。私を慰めてくれたのは、いわゆる自然派ママと言われる人たち。Greeというサイトで細々と始めたブログに彼女たちが訪れてくれて。

辛かった気持ちを慰めてくれるたびに「ああ、この人こそが私に必要だったんだ」と感じるようになったんです。

そういう人たちの集まりは、身近なところでなかったのでネットだけでの付き合いでしたが、彼女たちとの出会いがなければ、きっと潰れていたと思います。