アラフォーと言われる年齢になると気になるのが、頭と体の衰え。
「体の衰えは自覚しやすいけれど、頭の衰えは自覚したときには手遅れ」という話もあるので、音読を習慣化することにしました。
最初の取り掛かりとして選んだのが、陰山メソッドで有名な陰山英男先生の「徹底反復 音読プリント」です。
大人だけど、変に気取ったりしないでまずは子どもがやることから!
しっかりチャレンジした結果のお話です。
大人が陰山メソッド!脳を鍛えるのに年齢制限はない
陰山メソッドの徹底反復の音読は、毎日指定された文章を10分間音読するというもの。
- 大きな声で
- はっきりと
- 姿勢良く
- 10分間同じ文章を
というのがルールです。
音読は脳に良いというのは、脳トレで有名な川島隆太先生もそんな話をしていましたね。
本来は、小学生〜中学生くらいの子どもがやるように設定された教本ですが、大人がやっても全然問題ありません。
むしろ、「大人の古文」「大人の名著」のように難読漢字があったり、スッと意味が入ってこない文章がない分、続きやすいと感じました。
どこかで読んだ名文から学習者への励ましの詩まで
音読する内容は、「教科書で読んだ記憶がある」という名文から、陰山先生作の学習者を励ますような詩などです。前半の方ほど、低学年向けなので少し照れくさい感じがします…。
後半になると漢文が出てくるので(有名なやつ)、漢文未履修の小学生は意味を取るのが難しいかもしれないですね。
徹底反復 音読プリントをやってよかったこと
やってみて「脳が衰えている…」「これ以上まずいことになる前に音読を始めてよかった」と切実に感じた瞬間は、初日が終わってすぐでした。
なんと、「10分間同じ文章を読んでいるのに全然暗唱できない」かったのです。暗唱はおろか「どんな文章を読んだかは覚えているけれど、1行も覚えていない」状態だったのです。
かつては、10分も同じ文章を読んでいたら、5分もすればチラ見程度でほぼ暗唱できたはずなのに…!
これはショックでしたね。
1冊終わる頃にはうろ覚えできるように
とはいえ、1冊終わる頃にはうろ覚えできるようになりました。
でもまだ、うろ覚えです。
読んだ内容と意味、読んだときの部屋の空気感などは覚えているものの、文章はうろ覚え。
やっているうちに段々と覚えられるようにはなりましたが、全盛期(受験期)のようにはなりませんでした。
10日も続けると集中力がついてきた
記憶力は無念な結果だったのですが、目に見えて変化があったのは集中力。
10日も続けると明らかに集中力がついてきたのがわかりました。
- 「仕事する」と意識したら、他に気がいかないようになった
- 音読中に家族の物音が気にならなくなった
- 集中力が切れる瞬間がわかるようになった(それまでは集中している“つもり”で集中しきれていなかった)
これは本当によかった。
最終的に「しっかり集中する」と意識すれば、電話の音も聞こえないくらいになったのです。
10分音読は継続中!声に出して積読を消化すれば一石二鳥かも
10分音読は本が終わってからも継続中です。
「読みたいな」と思って買ったけれど、積読になっている本や「時期を見てもう一度読もう」と考えていた本を音読リストに入れて読んでいます。
10分間、しかも音読なので進みは遅いですが、きちんと消化されていくし、内容も頭に残るので大変に便利です。
陰山先生の10分音読、興味が沸きましたらこちらから覗いてみてください。
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